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transplant歯の移植について
歯の移植をご存知でしょうか?
歯を失った場合の解決法は①取り外し式の入れ歯、②固定制のブリッジ、③インプラントの3つの治療方法があります。4つ目の特殊な方法として、余っている歯を抜いて植える「歯の移植」があります。
この治療法は、親知らずや矯正治療で抜く歯など余っている歯、抜いても差し支えない歯があることが前提です。コストの面でもインプラントより安価なため、インプラントを考える前に可能性があれば患者さまにご説明しています。
移植後、歯が定着したら噛み合わせを整えるためには多くの場合、セラミックなどをかぶせる必要が出てきます。
これまで30年余り、相当数の歯の移植を行ってきましたが、自分の歯を使うため高い成功率を収めています。使おうと思っている歯の歯根が曲がっていたり、歯根の先が肥大していたり、歯根が2根、3根あるなど抜くこと自体が難しい場合は、抜歯時に歯根が折れてしまい移植に使えないことがありますので事前の診査と診断が大事です。
歯の移植を行うメリット
- 自分の歯なので、くっつきやすい
- 他の方法に比べ治療期間が短い
- インプラントより安価
- 長期間安定して使える場合が多く方法として満足度が高い
- 歯牙移植した歯も矯正治療で動かせる(インプラント治療した歯は矯正治療で動かせません)
歯の移植の条件
- 抜歯してよい歯が残ってないとできない
- 用いる歯の大きさ、長さ、形状等でできないことがある
- 抜歯すると骨がやせて治癒するので、抜歯時または抜歯して早めに移植する必要がある
- 最終的には被せを入れて咬合を回復する必要があるのでそれには費用がかかる