メインテナンス

歯を失う大半の理由、それは１虫歯、２歯周病、３歯根の破折です。虫歯と歯周病は初期段階は自覚症状が出にくいため、気づいた時には大がかりな治療が必要になってしまうことが少なくありません。定期検診で早期発見し、メインテナンスと早期治療でしっかりと守っていきましょう。虫歯が進行すると痛みが出始め、ズキズキする痛みとなると神経を取る治療に至ります。抜歯の原因である歯根の破折は神経を取ってから２０年以上年数が経った歯に起こりやすいです。ひび割れから破折に至ります。歯根破折が起こると周囲の骨があっという間になくなり、抜歯後大きな骨欠損が生じ、骨が高さも幅もやせてしまいます。
これからは「痛くなってから歯医者に行く」のでなく「痛くなる前に歯医者に行く」時代です！メインテナンスの正しい意味、目的を理解してもらい、歯に対する意識を高めることも定期検診の目的の一つです。

歯科衛生士は単にクリーニングとブラッシング指導を行うだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを判断しながら、お一人おひとりの条件に合った予防方法を提案します。噛み合わせにも注意を払えるように知識を深め、お口のケアだけでなく、生活背景や生活習慣にまで目を向けて患者さんと接しています。歯科検診が唯一の医療機関への定期通院という方も多く、検診に来られた際、身近な存在である歯科衛生士に体調の悩みや不安を相談される方も多くいらっしゃいます。神戸市灘区の中村歯科医院に来院される患者さんの大半は「予防への関心」を高められ、自己管理されるようになることはとても嬉しいことです。

「お手入れがしやすい口腔環境」をつくることはとても重要です。たとえばかぶせ物や詰め物の「形状」が適していないと磨き残しが増えてしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、「歯並びや噛み合わせ」に問題があると、歯の寿命にも影響します。神戸市灘区の中村歯科医院ではお口の中の良い状態を保つメインテナンスとともに、歯が悪くなる原因を突き止めて改善することも予防の一環と考えています。