総入れ歯、部分入れ歯に対する考えとして、痛くなく、よく咬め、外れず、よくお似合いの入れ歯とするため、理論に基づいた義歯を精密に作ることが必要となります。
そのためには作製に手間を十分にかけなければならず、自ずと技術提供のための十分な時間が必要です。入れ歯は材料だけでは決まるものではありません!金属床義歯だから良い入れ歯とは必ずしもなりません。チタンの入れ歯だから良いのではありません。難易度は患者さまによって大きく異なります。
お一人、お一人全く条件が違うものです。入れ歯は 装置が入るわけですから違和感があるのはしかたない部分はありますが、一番の欠点は 入れ歯は歯肉の上に乗る形ですので噛む力で沈下し、さらに噛む部分(咬合面)はプラスチックの歯を用いることが殆どですから どんどん磨り減ってしまうことです。
するとどうなっていくのでしょうか?
噛み合わせの高さが保てなくなり、残っている歯と噛み合わせのアンバランスが生じてしまいます。噛み合わせも変わってくるのです。
10年以上 長期に安定する入れ歯は このことを改善して作製した入れ歯ということになります。