歯並び(噛み合わせ)は将来 どれくらい自分の歯が残るかに関係してきます。
80歳で何本歯が残るかが それが8020運動です。80歳で20本残そうというのは 高齢になった時、生活に困らない食生活のためには 28本のうち少なくとも20本が必要という研究からきています。
研究によると8020達成者は 正常な噛み合わせ(Ⅰ級関係)の方で85%。上顎が前突(=下顎後退)の方(Ⅱ級関係)では25%。受け口(Ⅲ級関係)では6%。そして前歯が全く噛まない「開校」の方においては 達成者は0%という結果がでています。
糸切り歯(犬歯)の役割の重要性を物語る結果です。
歯並びは綺麗に越したことはありませんが、上下顎の関係が重要なのです。
矯正治療は この咬合関係の改善とお口の衛生環境(歯並びが悪いと磨きにくく、虫歯や歯周病リスクが高まります)を整えるのが最大の目的です。結果としてきれいに並んで笑顔が良くなるのです。