虫歯が大きくて「被せる」となった時、大切なこと 重要なポイントは何だと思われますか?
「保険の効かないセラミックだから 良い治療だ」「奥歯だから保険でいい」「白うなことはく見える方がいい」 いろいろお考えがあるのですが、 一番大事なことは 歯を長く持たせることです。
そこから「では どうすればいいか」を考えていくのが正しいのです。
いくら綺麗に被せても 長く持たなかったら 意味をなさないことになります。
患者さんに 「被せる際にどの工程が一番 歯科医師の個人差が出ると思いますか?」と何人かにお尋ねすると う〜んと考えられた上「型採り」あるいは「セメント」などという答えをいただきます。
歯科医師から申し上げると どのように切削して形態を整えるか(削る工程を『形成』と言います)、いかに精密に型採りを行うか 噛み合わせをいかに調整するか これらははっきりと差が現れるステップです。
もちろん虫歯部分を完全に除去し、神経を守り、隣の歯を傷つけないということは基本です。(神経を取ると30年ほどすると 歯の質も劣化し ひび割れや破折を起こしやすくなります)
痛くないよう麻酔をし、1本の歯を丁寧に削り、神経を保護し、型採り、そして仮の歯を作るまでに 60分ー75分はかかります。被せを作製し 隣の歯との接触状態、噛み合わせの調整をして セメントで合着するのにも40分ー60分要します。
これらの工程を 一つ一つ丁寧に確実にやることが 歯の寿命に繋がるのです!
時間や材料を制約内、制限内でやるとなると これは実際は不可能です。
「自由診療」はこの目的のために 十分な時間と 耐久性、審美性、精度に優れた治療内容を定居いうするためなのです。
その時費用はかかったとしても 結果として長年歯を守ることができれば 費用対効果は十分感じていただけると確信します!
自由診療は 患者さんのために存在します。