睡眠には深い眠りと浅い眠りがあります。その境目に当たる眠りにおいて 顎の筋肉が活動し 歯軋り、食いしばりが起こります。子供でも夜間に行いますので 一般的に言われるストレスだけで起こるのではなく、睡眠障害、嗜好品やお薬、遺伝的な要因もあり、それらが単独でなく、いくつかの要素が重なって起こるとされています。
時に噛みしめの力で 一番奥の歯が大きな影響を受けます。歯の磨耗が起こり、歯が欠けたり、噛み合わせ面の変化や、知覚過敏、神経のない歯ですと歯根破折など さまざまな悪影響を生じることにつながります。
夜間のマウスピースは 歯より柔らかい樹脂ですから 歯軋りや食いしばりをしていると擦り減ってくれます。
ご本人は気づかなくても 家族から「寝てる時に歯と歯がギリギリ擦れる音がする。」と指摘されたり、朝起きたら顎が疲れた感じがあるなどの場合は 夜間のマウスピースを入れると 効果を得れる場合があります。