歯を抜かなければならない場合 抜く時痛くないかどうか が一番気になられると思います。それは麻酔のやり方次第なのですが、それ以上に考えなえればいけないことがあります。”抜歯後の骨の治り方” です。歯を抜くと歯槽骨と言われる歯の入っている顎の骨はどんどん痩せていきます。特に外側(舌のある内側でなく)の骨は 誰しも元々薄いので すぐに細くなって痩せます。それが後々、入れ歯、インプラント、ブリッジの結果に大きく関わってくることを知っていただきたいのです。前歯の時は 見た目、凹みに食べ物が溜まるなど さらに大きな問題を抱える場合もあります。抜歯をする際に、既存の骨をできるだけ無くさないように器具を使うこと、抜歯した穴に血餅が保持されるように工夫すること この二つがポイントです。最も影響を受けるのはインプラントでしょう。基本8mmの幅を残せればいいのですが、部位によっては半分しか残らないこともあります。ただ抜けばいいというものでなく その後の影響を考慮しながら抜歯するが大事です。
抜歯すると通常 骨が痩せてしまいます
2025.01.17