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歯の知覚過敏とは?

2023.06.23
歯を痛がる男性

歯の知覚過敏とは、歯の表面に冷水や空気など刺激を与えると、しみるような強い痛みや、不快に感じる状態を指します。この症状は、歯の象牙質の部分が露出して刺激に敏感になっているために生じます。歯の知覚過敏は、歯磨きや冷たい飲み物、熱い飲み物、甘い飲み物、酸味のある飲み物、冷たい風など、また神経を残して行った治療の後にも暫く知覚過敏が起こることがあります。

▼歯の知覚過敏の原因は?

歯の知覚過敏の原因は、さまざまなものがあります。一般的な原因としては、以下のものが挙げられます。

1 歯の摩耗

歯の表面が長年に渡り摩耗し、エナメル質がなくなったり、歯肉が下がって象牙質が露出すると、刺激に対して過敏になります。歯質の摩耗は、歯磨きの過剰な力や方法、歯ぎしり、歯並びの異常などが原因となります。

2 歯周病

歯周病によって歯茎が炎症を起こすと、歯根面が露出し、刺激に敏感になります。歯周病は、歯垢や歯石が原因となることが多く、適切な歯磨きや定期的な歯科検診が重要です。

3 酸性飲料や食品

酸性の飲料や食品を摂取すると、エナメル質が溶解することがあります。レモンの酸味を好むなど、酸性の食品を頻繁に摂取する場合は、歯の表面が薄くなって知覚過敏を引き起こすことがあります。

4 歯の神経の反応

神経のある歯の治療を行うと、深い虫歯ほど知覚が敏感になることがあります。 これらの原因によって、歯の表面が薄くなったり、歯の神経へのダメージが生じることで、歯の知覚過敏が引き起こされることがあります。

▼知覚過敏の症状

歯の知覚過敏になると、以下のような症状が現れる事があります。

1 痛み

冷たい飲み物や氷、アイスクリームなどを食べたとき、温かい飲み物を飲んだとき、または甘いものを食べたときなど、歯の表面に刺激が加わると痛みを感じることがあります。

2 歯茎の痛み

知覚過敏が進行し、神経が炎症を起こすと強い痛みが生じることがあります。

3 食事の制限

知覚過敏が進行すると、食事の制限が必要になることがあります。冷たい飲み物やアイスクリーム、温かい飲み物、甘いものなど、歯の表面に刺激が加わるものを避ける必要があるため、食事のバリエーションが限られることがあります。

4 歯垢の蓄積

知覚過敏によって、歯磨きでも痛みを引き起こすため、歯ブラシがおろそかになり、歯の汚れ(プラーク)が蓄積することがあります。歯垢が蓄積すると、歯周病や虫歯などの歯の問題が生じることに繋がります。 以上のように、歯の知覚過敏は、歯の痛みや不快感を引き起こすだけでなく、食事の制限や歯の問題のリスクを高めることがあります。早期に治療を受けることで、これらの症状を軽減することができます。

▼知覚過敏の治療方法について

歯の知覚過敏の治療方法は状態に応じていくつかあります。

1 フッ素治療

フッ素治療は、歯の表面にフッ素を塗布することで、エナメル質を強化し、知覚過敏を軽減する方法です。歯科医院で行われることが多く、定期的なフッ素塗布によって知覚過敏が抑えられ、歯の強化を促すことができます。

2 歯磨き粉の変更

歯磨き粉を研磨剤の含まないものに変更することで、歯の表面を傷つけずに歯垢や汚れを取り除くことができます。また、歯周病などの治療を行い、歯茎の炎症を軽減することも効果的です。抑制効果のある硝酸カリウムを含む歯磨剤(商品名例:シュミテクト

3 歯ぎしりを防止する

歯ぎしりが原因で知覚過敏が生じている場合には、マウスピースを使用して歯ぎしりを防止することができます。マウスピースは歯科医院で作製することができます。市販のマウスピースは適合が咬み合わせにも悪影響があり、お勧めはできません。

4 露出している象牙質を覆うため被せる

歯がすり減り象牙質が露出している場合には、金属、セラミック、樹脂系などの材料を用い、インレー、オンレー、クラウンなど歯の表面を修復する必要がある場合があります。

5 歯の根管治療

知覚過敏を通り越して、痛みが続く場合は歯の神経にダメージが大きいと判断されます。痛みがひどい場合は最終手段となりますが根管治療を行い、神経を除去することで痛みは治ります。 これらの方法は歯の知覚過敏に対する治療法の一部です。歯科医師に相談して、最適な治療方法を選択して頂く事が重要です。

まとめ

さて、歯の知覚過敏の予防には、日々の生活習慣が大きく影響します。正しいブラッシング手法を身につけること、歯科医院での定期的なクリーニングを利用し、専門家のアドバイスを受けながら歯の健康を保つことが肝要です。 さらに、歯質を強化するためのフッ素塗布なども考慮に入れましょう。また、食生活においては、酸性の強い食品を摂取する際には工夫が必要です。例えば、ストローを使用することで直接歯に触れるのを避けるなど、積極的に取り組むべきです。 これらの取り組みを続けることで、知覚過敏を予防し、快適な食事生活や笑顔を楽しむことができます。今回は知覚過敏に焦点を当てた解説でしたが、歯の健康は全身の健康にも密接に関わっています。自分自身の健康のために、口腔ケアを大切にしましょう。一度、灘区の歯医者【中村歯科医院】までご相談ください。

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