column

  1. HOME>
  2. column>
  3. 歯周病を予防するためにできることとは?

歯周病を予防するためにできることとは?

2023.10.16

歯周ポケット検査

神戸市灘区にある歯医者【中村歯科医院】です。今回は歯周病を予防するためにできることについて説明します。歯周病は歯と歯ぐきの健康に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、適切なケアと予防策を取ることで、歯周病のリスクを軽減し、口腔健康を維持することができます。

■歯周病の主な特徴とは?

歯周病は歯ぐきとその周りに影響を及ぼし、進行すると歯を支える骨まで損傷することがあります。以下に、歯周病の主な特徴を説明します。

・歯肉炎

歯周病の初期段階では、歯ぐきが赤く腫れ、出血しやすくなります。これは歯ぐきの炎症であり、プラークと細菌の蓄積によって引き起こされる症状です。簡単なクリーニングと患者さん自身の歯ブラシの徹底でほぼ治ります。

・歯周ポケットの形成

炎症が進行すると、歯ぐきと歯の間に深いポケットができることがあります。これらのポケットは歯垢や細菌の貯まり場所となり、感染が拡大していきます。

・歯肉炎から歯周病への進行

歯肉炎を放置しておくと、炎症は歯ぐきから歯の根に向かって広がり、歯周病へと進行します。歯周病では、歯を支える骨が損傷し、歯の安定性が失われていきます。

・歯を失ってしまう

歯周病が進行すると、歯の根の周りの骨が吸収され、歯がぐらつきます。骨の破壊が進み
最終的に歯の喪失のリスクが高まります。

■歯周病を予防するためにできることは?

・歯磨きを徹底しよう!

歯周病を予防するためには何といっても日々の歯みがきをしっかり行うことです。適切な歯磨き方法と歯ブラシ、歯磨き粉を選び、歯垢や細菌の蓄積を防ぎます。自己流でなく歯科衛生士の指導を受けて下さい!歯磨き粉もフッ素を含んだものを使用するか、薬剤を含んだ物を使うかなど 個人個人でお勧めする種類が違ってきます。また、歯間ブラシやフロスの使用もとても効果的ですので やはりサイズやタイプを歯科衛生士から教えてもらって下さい。生涯の歯周病予防に影響します。適切な歯磨き方法をご指導しますのでご安心ください。

・健康的な食事習慣を心がけよう

食事は歯周病の予防にも大きな影響を与えます。糖分や酸の多い食べ物の摂りすぎに注意しましょう。血糖値の高い方は特に歯周病との関連はエビデンスをもって報告されてますので、主食、たんぱく質、野菜、果物、乳製品を含むさまざまな食品を摂取しバランスを考慮した食事を心がけましょう。分からない場合は、治療時に是非ご相談ください。

・タバコとアルコールは控えよう

タバコの有害な成分は歯ぐきの血管を収縮させ、十分な酸素がいきわたらなくなります。これにより歯周病に対する免疫力が低下し、歯周炎のリスクが増加します。タバコを吸う方は、歯周病が進行する速度が速くなる傾向があります。これは、歯ぐきの炎症が悪化し、歯周病が進行するためです。

また、アルコールは口腔内の水分を奪い、口が乾燥する原因となります。乾燥した口腔は細菌の増殖を促進し、歯周病のリスクを高めます。タバコとアルコールを過度に摂取している方は特に気を付けるようにしてください。

■定期健診で歯周病を予防する

歯周病の定期健診において、特に重要な役割を果たす要素の一つが、「歯周ポケット測定」です。以下に、歯周ポケット測定について詳しく説明いたします。

・歯周ポケット測定とは?

歯周ポケット測定は、歯科医師や歯科衛生士によって行われる検査方法です。これは、歯周病の早期兆候を発見し、患者さまの歯ぐきと歯の健康を評価するための重要な手法です。以下は、歯周ポケット測定に関する詳細です。

・歯周ポケットとは?

歯周ポケットは、歯の周りの歯ぐきと歯の根の部分との間のスペースです。通常、健康な口腔では、ポケットの深さは1〜3ミリメートルの範囲内に収まります。しかし、歯周病が進行すると、ポケットの深さが増加し、歯ぐきと歯の間に細菌や歯垢が蓄積しやすくなります。

・測定方法

歯周ポケットの深さを測定するには、プローブ(探針)と呼ばれる目盛りのついた針が使用されます。歯科医師や歯科衛生士はこの探針を歯と歯ぐきの境界に挿入し、ポケットの深さを測定します。深さはミリメートル単位で記録され、異常な深さがある場合には歯周病の兆候として検出されます。正常値は3mm以下です。4mm以上は要注意となります。

・歯周ポケットの深さの意義

歯周ポケットの深さは、歯周病の進行段階を評価するための指標として重要です。ポケットの深さが増すと、歯ぐきと歯の間に歯垢や細菌が侵入し、歯肉炎や歯周炎の症状が悪化する可能性が高まります。また、深いポケットは歯ぐきの腫れや出血、歯の不安定性の兆候でもあります。

・予防と治療への影響

歯周ポケット測定の結果に基づいて、適切な予防策や治療プランをご提案します。浅いポケットであれば、定期的な歯科クリーニングや適切な歯磨き方法で対処できることが多いです。深いポケットが見られる場合は、より重度の歯周病治療が必要となる可能性があります。

早期に問題を発見するためにも定期的な検診は大切です。

■歯周病治療をお考えなら灘区の歯医者【中村歯科医院】へ

歯周病予防は、正しいケアと定期的な歯科検診がとても大切です。歯周病のリスクを最小限に抑えるために、歯磨き徹底、健康的な食習慣、過度のタバコとアルコールは控えましょう。また定期的な歯科検診は口腔健康を維持し、問題を早期に発見し、予防するために不可欠です。歯周病治療をお考えなら灘区の歯医者【中村歯科医院】までご相談ください。

歯周病治療についてはこちら

Contact

歯の悩みがありましたら、

中村歯科医院へ

お気軽にお問い合わせください。

診療時間: 09:00~12:30 / 14:00~18:00

WEB予約

TEL

WEB予約

インプラント
専門サイト